東京YWCA福祉会について

設立の願い・経緯

東京ＹＷＣＡ福祉会は、成人した障がいのある人々の社会参加を支援することを目的に設立しました。　私たちは、キリスト教の精神に基づき、ひとりひとりの尊厳が重んじられ、子どもから高齢者まで、障がいのある人もない人も、地域の中で豊かに生活できる社会の実現を目指します。

東京ＹＷＣＡ福祉会は、日本ＹＷＣＡの準加盟団体です。

東京ＹＷＣＡの地域拠点の一つである板橋センターでは、2003年より障がい児の療育事業を開始し、障がい児（幼児から18歳まで）とその家族とともに歩んできました。

障がい児・者の置かれている現状は、その人がその人らしく自立した生活を営むための訓練の機会や場、自立して生活するための施設やサポート体制が充分とは言えません。成人しても自立した生活ができず、家族が支えている現状があります。障がい児を持つ親は、子どもが成長するにつれ、その将来に対し不安を抱いています。

2015年2月、私たちは「特定非営利活動法人東京ＹＷＣＡ福祉会」を設立しました。これまでに板橋の地で築かれてきた障がい児・者の家族との信頼関係の上に立ち、地域に密着し機動力のあるNPO法人という組織によって、障がいのある人々が地域社会において成人として自立した生活を送る支援を行っていきます。

地域の方々の祈りと働きに支えられて

地域にお住まいだった故筑井康夫氏の「板橋区の障がいのある方々の支援の充実のために」というご遺志によるご遺贈の寄付を受け、2016年に公益財団法人東京ＹＷＣＡが板橋センターの敷地内に「つくい館」を建築しました。東京ＹＷＣＡ福祉会がこれを借り受け、同年9月に「Y’sコート　ゆい」を開設し運営しています。
「Y’sコート　ゆい」と、それに先立ち同年2月に「Y’sホーム　ハイホー」が開設するまで、3年以上にわたり多くの方々の祈りと働きがありました。

地域の方をはじめ、多くの方々のご支援を受け、障がいのある人々の地域での自立した生活の実現のために活動をしています。